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生きていることはすばらしい(2)
<2011. 06. 12>

 私は6月が誕生月で、まもなく78歳。運転免許証の更新時期にもなり、昨日その更新手続きを終えて新しい免許証をもらってきました。

 現在、75歳を過ぎた「後期高齢者」が免許の更新を受けるには、まず予備検査(認知機能検査)を受け、それから「高齢者講習」などを受けなければなりません。そのとき「チャレンジ講習」という実地運転の試験を受けて合格すれば、講習時間が短縮されるというので、私はそれに挑戦しました。

 まず、予備検査(認知機能検査)は記憶力・判断力のテスト、つまりボケの検査で、私は全くその心配がないという最高最良の点数でパス。実地運転のチャレンジ講習も1度で無事通過しました。そうして昨日いただいた免許証の写真を見て、思いました。前の免許証の写真(3年前撮影)よりも、今回の写真の方が、しっかりした若い感じに見えるのです。

 「私は、年とる毎に年齢(とし)を減らして若返る」と言い続けてきました。その言葉通りに、「心が体で、体が心なんじゃ。自分でこうしよう、と思えば、体も自然についてくる」(前のブログ記事参照)となってきたように思います。

 6月4日には生長の家本部練成道場(飛田給)で一講話担当させていただきました。そのときかつて赴任していたことのある、震災被災地福島教区の方たちが数人来ておられて、私が10年ほど前、福島教区に赴任していた時よりも若々しく元気なのに驚いたと言ってくださいました。

 それは、全く生長の家の御教えにしたがって生きてきた、生かされてきたおかげであると思います。「もはや我れ生くるにあらず、神のみいのち今ここにありて生き給うなり」と、ただ感謝あるのみです。

     ○

 前記の恩師 清川妙先生は、今90歳でも若々しくお元気で活躍していらっしゃいますが、数々の苦難をのりこえられた体験もお持ちなのです。

 17年前にご主人が旅先で急逝され、6ヵ月後には49歳の息子さんを亡くされた。その10日前にご自身も胃がんで胃の3分の2を切除されるというトリプルパンチ。

 息子さんは耳が聞こえなくて、幼少の時から(傍から見れば)大変なご苦労をされたのだけれども、清川先生は「私が作家になれたのは、この息子のおかげ」とおっしゃって、感謝されている。

 耳の聞こえない息子さんのために、少しでも良い教育環境をと、昭和28年(私たちが山口高校を卒業した翌年)故郷の山口から千葉県市川市に移転されたのでしたが、市川の聾学校(教育大附属)で「聾教育は底なしのつるべで水を汲むような、根気の要る仕事ですよ」と言われる。先生は、「底なしのつるべでも、水を汲むときにはしずくがついてくる。その水のひとしずく、ひとしずくをためていこう」と決意して、たゆまぬ努力を積み重ねられたのです。その手記を新聞に投書したのがきっかけで作家への道を歩まれることになったのでした。

 その後息子さんは、並々ならぬ努力により、早稲田大学を卒業して、都立聾学校の教師を務められ、「城の研究」でも立派な業績を残されました。その息子さんが亡くなられたとき、「あなたはいい人生を持った、幸せな人生だったよ」と言って涙を流されたそうです。

 その感動の体験を綴られた文章も掲載されている『ひとりになってからの生きがい──夫と子の死をのりこえて』というご著書があります。私はそれを読んで、幾度も涙をおさえることがことができませんでした。

 清川先生は、日本の古典の中で好きな作家は兼好法師と清少納言、と言われます。清少納言は、「なにもなにも、ちひさきものはみなうつくし」(枕草子)と言って、小さいものを見て感心できる人、何にでも喜びを感じられる人だから、と。

 まさに、「日時計主義」──「太陽の輝く時刻のみを記録する、生長の家の生き方」をされているんですね。

 清川先生は卒寿の今年、まだまだたくさんの本を出版されるそうですが、ある人から「30年くらい前に出された本と比べてみても、いまの文章の方が若々しい」と言われたそうです。

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